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航空事情ミニレポート

 

アルファーアビエィションがお届けする航空に関する豆知識


#70 「雷雲」(2013/7/29)

アルファーアビエィションの飛行教官、整備士がお届けする毎回大好評の航空豆知識。
今回は気象の知識で、雷雲についてお届けします。

「雷雲」
「雷雲」とは、大気中に見られる最大規模の対流であって「積乱雲」とも呼ばれます。
積雲は日常見られる対流現象で、すべての積乱雲は積雲から発達してできます。
ただし、すべての積雲が積乱雲まで発達するわけではありません。積乱雲の中では、雷鳴に電光を伴って強いにわか雨や雹が降ることがあり、これを「雷雨」と呼んでいます。

雷雨の発生に必要な条件は、
  1.対気の成層が不安定である。
  2.水蒸気量が多いこと。
  3.気塊にある種の上昇活動があること。

この内の「上昇活動」が起こるためには、
  1.前線帯で暖気が上昇する。
  2.山岳地帯で、気流が山越えして、斜面を上昇する。
  3.大気の下層が暖められ、熱対流が起こる。
  4.気流の収束の結果、上昇気流が発生する。
などの条件が必要になります。

前線の中に発生する「界雷」は、特に寒冷前線に伴って発生するものが一番強烈な型のものであって、幅は通常80km位ですが、前線に沿った方向には数100kmに達することもあり、昼夜の別なく発生します。
雷雲のほとんどが、氷の粒を雲の内部に持っており、氷が地上まで達するのは晩春から初夏にかけてと初秋が多くなります。雷雲の通過時には強い降水現象も見られますが、長時間持続することはありません。

雷雲が襲来する直前には、「初期突風」と呼ばれる地上及び地上付近に風向風速の急変する現象が起こることがあります。
この突風は、雷雲の中の下降流が地面に達し、地表で水平方向に流れを変え、四方に吹き出したものです。初期突風は、雷雲の進行速度と降下して四方に吹き出した冷気の速度がプラスされたものであるため、非常に強くなります。
また雷雲の中では、上昇流や下降流、突風が激しく吹き、「たつ巻」が起こることもあります。「たつ巻」は積乱雲から垂れ下がった管状の円い空気の渦巻きで、渦巻きの直径は30〜800m位で、強風は短時間ではありますが秒速100mを越えることもあります。

小型飛行機はもちろん、大型の旅客機であっても、積乱雲の中では非常に大きな揺れや飛行機への落雷も予測されるため、避けて飛行するようにしています。

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