自家用操縦士実地試験 合格体験記
2003年4月に初めてアルファーアビエィションに伺いました。遊覧でしかヘリコプターに乗ったことがなく、現実、パイロットという存在は縁遠いという感覚しかありませんでした。しかし三田の本社にてお話を聞いているとそんな考えはなくなりました。何も分からないままの私の疑問にはすべてわかりやすく応答してくれ、体験フライトのお話も聞き、体験後すぐ入校しました。
初めは仕事をしていたため本社での座学からで、未知の世界だった分野から今までは上辺だった知識を論理的に見て理解していける分野まで、教官と1対1での座学を行いました。
1対1という恵まれた環境だからこそ、”基礎で解らなく、今更恥ずかしくて聞けない、でもとても大切”という内容でも聞くことができました。座学内容も分かりやすく図を書いてくれ楽しく受けられ、飛行を行う前に十分な勉強になります。
操縦訓練を始めるため茨城県下妻市内のヘリポートへ行きはじめたのが9月からでした。3人の教官をはじめ学生先輩方が15名程いて、緊張していた私に和やかな空間をくれました。翌日からさっそく乗り込んで訓練が始まり、Hovering〜Touch & Go, Autorotationで2ヶ月後、初単独飛行をさせてもらいました。単独を迎えられたのも、飛行時・飛行後の教官とのブリーフィング、学生同士での教え合い、決して一人でできたものではなく、協力性というものをこの年で学びました。その後はAW・航法と難しさは増すとともに面白さも増します。思うように操縦できない事も多々ありました。悩んで落ち込んでしまう時もあります。でもそんな時こそ教官、学生間の励ましをもらい頑張れたと思っています。
皆さんの力をもらい無事試験申請をしたのですが、自分自身の勉強不足がたたり教官に心配要素を作ってしまったのがまずオーラルでした。毎日教官に1対1でやってもらい、完璧ではありませんでしたが何とか試験には臨めるかと思っていたら、次は操縦に衰えが出てしまい試験前に次々と問題発生でした。4月9日の試験日に不安を残したままで挑みましたが、何とか合格できました。試験日、緊張もありましたが自分の技量の少なさ、勉強不足で、合格といえどボロボロでした。私自身が飛行中、教官方、学生方の心配度は後で聞いて申し訳ないと思うと同時に、失礼ですが嬉しくも思いました。
自家用ですのでこれからはプライベートだけですが、試験後、試験官に教えて頂いたこと、毎日乗るわけではないので飛行を計画したのなら勉強してきた資料でもう一度復習及び最新の航空情報を入手し、テスト飛行を行った後、楽しく安全に乗りたいと思います。
大変お世話になりました教官方、資料や悩みにのってくれた学生方、今私が笑えているのは皆のおかげと思っています。 ありがとうございました。
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